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Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

Cassandra1.0性能検証。読み込み性能400%向上ってほんまかいな?!(後半)

こんにちは、ishida(@kojiisd)です。

年内に投稿せねば、、、ということでCassandra性能評価の後半です。

前回の通りのスペックで読み/書きの性能をVersion 1.0.5と0.7.10で比較しました。
→あらすじはこちら。。。

今回の条件は以下の通りです。

No 条件
1 サーバマシンはローカル接続(1Gbps)
2 サーバマシンのスペックは前半投稿の通り
3 書き込みデータ数:カラム100、データ行10000
4 Consistency Levelは読み/書きどちらも「ONE」

※Consistency Level ONE:
 書き「クライアントにレスポンスを返す前に、一つのノードのCommitLogとMemtableにwriteされたことを保証する。」
 読み「最初にレスポンスを返せるノードからレコードを返す」

結果がこちらです。

書込

Version 時間(ミリ秒)
0.7.10 726767
1.0.5 615668(約20%性能Up)

読込

Version 時間(ミリ秒)
0.7.10 17.3
1.0.5 16.7(約4%Up?!)

書き込みは発表通りの140%とはいきませんでしたが、120%には性能が向上しているのは確認できました。
読み込みは・・・全くアップしていませんね。誤差レベルです。。。
今回の条件ではマッチしなかったのでしょうか。いずれにしても以下をさらに試して
性能向上しているかを確認することにします。

  • データ量の増加(100万〜1億レコード程度は必要でしょうか)
  • 一貫性のレベル変更(今回はONEでしか試しませんでした。例えばANYやALLで試す、など。
  • 読み込み回数を増やす(1回の読み込みではなく、同様の読み込みを100回繰り返して時間を計る、など)

では。