Taste of Tech Topics

Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

Elastic Kibana Day Tokyoに参加してきました!

こんにちは。
Elastic Certified Engineerのshin0higuchiです😊
今日は六本木でおこなわれたElastic Kibana Day TOKYOに参加してきました!

13:30 受付〜オープニング

今回の会場は六本木ヒルズ森タワーの49F、アカデミーヒルズというところでした。
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割と広めの会場で、参加者は150人弱ほど。
アジェンダ

  1. Kibana Power Hour part1
  2. Kibana Power Hour part2
  3. 日本向けの特別なお知らせ
  4. クロージング

という流れでした。

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Elastic社の会社紹介動画が流れて会がスタートします。

14:30 Kibana Power Hour part1

このパートは大まかには下記の2点

  1. Kibanaの歴史
  2. バージョン6の機能紹介およびデモ

が中心でした。

バージョン6の機能紹介およびデモ

紹介されたことの概要を挙げていきます。
機能の細かいところは公式ドキュメント・ブログなどに譲ります。

Spaces

Kibanaのダッシュボードなどのリソースを分けてマルチテナントでの運用が容易になる。
詳細に関しては、下記のブログを読むと良いと思います。
www.elastic.co

ロールアップ

古くなった時系列indexを集計して、サイズの削減をおこなう。
メリットとしては

  1. ディスクを削減できる
  2. indexが縮小するので高速化可能

といったあたり。
集計方法をKibanaのUIから選択して簡単に設定できるのが楽で良いです。

Beats Central Management

名前の通り、Beatsの設定をKibanaから制御できる機能。
現状対応しているのはFilebeatおよびMetricbeatのみだそうです。

Canvas

お待ちかね、Canvasのデモです。
Canvasの概要については、以前に記事を書いているのでKibana Canvasを使ってみた - Taste of Tech Topicsをご参照ください。
近頃かなり力を入れているようで、楽しみです。....と思いましたが、いったん機材トラブル発生。
急遽Elastic大谷さんによるデモが始まります。

InfraUI・LogsUI・APMのデモ
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Canvasのデモ内容としては「日本各地の風速気温湿度をリアルタイムに表示する」という内容のWorkpad作成でした。
Canvasはレイアウトやデザインの柔軟性の魅力に加えて、インタラクティブな絞り込みが強化されていくようです。
(将来的にはCanvas上でAlerting設定が作れるようになるという話もちらっと聞きました。)

Reporting+Watcherで定期的にPDF送信可能というのもうれしいポイントです。

16:00 Kibana Power Hour part2

このパートでは今後のロードマップについての話がありました。

Canvas

大まかに挙げると下記のポイントになります。

  1. Canvasを一般公開
  2. カスタム操作
  3. 新しいビジュアルエディター
  4. ビジュアライズからアラート作成 
  5. fully embeddable workpads
  6. import existing visualization from kibana
  7. Geo element and location aware functions
  8. GA coming soon
  9. template
  10. クリックして絞り込んだり遷移したりするドリルダウン機能も検討中

→トリガーという形でカスタムアクションを埋め込むことができるようになる。

その他

  1. Kerberosサポート
  2. 機能コントロール (スペースごとの機能制限など)
  3. アラート管理
  4. Kibana監査ログ

 列挙しましたが、Kibanaの監査機能は以前から欲しいと思っていたので嬉しいニュースです。

Maps

現在の最新版では既に触ることができますが、複数のデータソースをマルチレイヤーで表示することができます。
軽く触っただけですが、いろいろな表現ができて、今後の可能性を感じました。
これからダッシュボード等に組み込まれるのか、まだ情報は多くありませんが要チェックです。

日本向けお知らせ

Kibana日本語化

Kibanaの日本語ローカライズ版は7.1見込み(機能自体は6.7で提供見込み)

ドキュメント日本語化

7.1をターゲットにしている
機械翻訳で実現する予定。
「Elasticsearch」→「弾性検索」のようにならないようエンジンを鍛えているところ。

17:00 懇親会

アローナさんをはじめ、色々な人とお話をすることができました。
個人的にはWatcherUIが今後どうなっていくのかなどを聞くことができて、良かったです。
(写真撮り忘れました。残念....)

まとめ

バージョン7のGAも近づき、Kibanaの大きな進化を目の当たりにしました。
今後も使い倒していきたいと思います。

(ちなみに紹介特典でElastic靴下をいただきました😊)
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以上です、お読みいただきありがとうございました。


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