こんにちは@shin0higuchiです。
つい先日、Elastic Stack 5.1.1がリリースされました。
バージョン5.0.0が出たばかりだというのに、凄まじいスピード感です.....
今回のバージョンも新機能の追加がいくつかありました。
早速さわってみたので、主なものをいくつか紹介していこうと思います。
新機能1.新たなVisualization「Tag cloud」が追加
データ数やその他のパラメータの大きさを、文字サイズで表現する機能です。
例えば上の画像では、売り上げが多かったお菓子の名前を大きく表示するということができます。
上手く使えばビジュアル的に面白い画面を作ることができそうです。
新機能2.クエリのキャンセル機能がついた
task management APIを通じて、検索クエリをキャンセルすることができるようになりました。
POST _tasks/task_id:1/_cancel のようにtask_idを指定することでクエリをキャンセルします。
他にも、特定の処理をまとめてキャンセルすることも可能です。
例えば下記のクエリのようにすれば2つのノードで走っているreindex処理をキャンセルすることができます。
POST _tasks/_cancel?nodes=nodeId1,nodeId2&actions=*reindex
うっかり処理が重くなるようなクエリ投げてしまった場合でも、この機能があれば安心です(笑)
新機能3.Graphで複数indexを指定できるようになった
以前はGraphでindexを指定する際は、単一のindex名を指定することしかできませんでした。今回のバージョンからは他のvisualizationと同じように、”logstash-*”のような形式で複数のindexを分析対象にすることができます。
新機能4.クエリの実行時間を確認できるProfiler機能
X-Packの機能になるようですが、クエリの実行時間を確認できるProfilerという機能が追加されました。
上の画像のように、どのシャードに対してどれくらいの時間がかかったかということが一目でわかります。
また、queryとaggregationを別々に確認することができるので、どの部分が重い処理なのかを簡単に確認することができます。
Elastic Cloud便利
余談になりますが今回バージョンアップする時に、Elastic Cloudを使っていて、すごい便利だなぁと感じました。
Web上でボタンをワンクリックするだけで、Elastic Stack全体のバージョンアップが完了して使えるようになります。
Windowsのローカルマシンでのバージョンアップも同じくらい楽にできるようになって欲しいものです。
3月のElastic{on}で発表された機能で、実装されていないものも数多くあるので、今後に期待したいところですね^^
以上、@shin0higuchiがElastic Stack 5.1.1の新機能について紹介しました。
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