こんにちは、ツカノ(@snuffkin)です。
皆さん、ロボットは好きですか?
子どもの頃、ロボットアニメに興奮した方も多いと思います。
私も好きなロボットアニメがありました。
昔は夢の話だったロボットも、科学が進歩し、段々と人型ロボットが実現されてきました。
AIBOが走ったり、東大発のロボット関連ベンチャーがGoogleに買収されたりと、研究的な部分で進歩する一方で、ソフトバンクから家庭向けにPepperというロボットが発表されました。
今回は、ソフトバンクから来春発売されるPepperの話です。
初めての方には基礎知識の紹介、知っている方にはおさらい、ということで、まずはPepper関連の情報をまとめてみました。
Pepperとは?
Pepperはソフトバンクが2015年2月に発売する、子どもくらいの身長のロボットです。
孫さんが自ら発表するくらい期待しているようで、感情を理解して自ら動くロボットとのこと。
価格は19万8000円。これなら、一般家庭でも購入できる価格ですね(少々高価ですが)。ロボットを家庭に届けたい、という孫さんの意気込みを感じます。
発表会の様子はこのサイトで見ることができます。
ソフトバンクにはPepperについて書かれたページがあります。Pepperの紹介や、動画も公開されていて面白いです。
Pepperのコンセプト
これらページの情報をまとめると、以下のような感じです。
コンセプトは「人によりそうロボット」。世界初の感情認識パーソナルロボットだそうです。
道具として役立ってきたこれまでの機械とは違い、人間とのふれあいの中で自律的に反応しながら、あなたを楽しませてくれます。
あなたが悲しんでいるときに励ましてくれたり、あなたが嬉しいときに一緒に喜んでくれたり、そんな存在になれることを目指しています。
Pepperは共に暮らす家族とのやり取りを受けて少しずつ成長していきます。
お掃除ロボットやお茶くみロボットと違い、道具として役立つ事が目的ではないようです。
人間とコミュニケーションを取って、楽しませてくれるのが目的のようです。
学習するそうなので、成長していく過程を見るのも楽しそうですね。
PepperのSDK
技術者として期待するのは以下の記述。
開発環境(SDK)が公開される予定ですので、思いもよらない機能が今後アプリストアに追加されていくことでしょう。
SDKが公開され、Pepperで動くアプリを開発できるとの事。
また、アプリストアもできるそうで、アプリをインストールすることでPepperに様々な機能を持たせる事ができるようです。
個体毎に異なった振る舞いをするPepperに育っていくと面白そうですね。
では、機能面のうち、一般受けしそうな点を見てみましょう。
- クラウド連携で豊富な知識を披露
- インターネットにアクセスして最新のニュースや天気などを教えてくれるそうです。やはりYahoo! Newsと連携するのでしょうか?
- あんしんのセーフティー機能を多数搭載
- 衝突防止機能やオートバランス機能など、家庭で使う事も考えると必須機能ですね。
- 遠隔モニタリングなどによる万全の健康管理サポートを用意
エンジニア的には、他にもこんなことが気になります。
- 連続稼働時間が12時間以上
- 朝から晩まで動かして、夜に充電しておけば良いですね。スマホと同じく、毎晩充電必要ですが。
- 体中に大量のセンサーを搭載
- タッチセンサー、ジヤイロセンサー、レーザーセンサー等、25個くらいありますね。
- 頭部にタッチセンサーが3個も付いている
- これはどういうことでしょうか? 頭を撫でたりしたときに、細かく識別できるのでしょうか?
Pepperに会いたい!
こんなPepperに会ってみたいですよね。
そう思った人は、Pepperがいるソフトバンクショップに行ってみましょう。
このページでPepperがいるソフトバンクショップを調べることができます。
私が最初に行ったとき、Pepperは充電中で眠っていました。
えっ、連続稼働12時間じゃないの? なんで? 店員さんが、前日晩に充電を忘れたのでしょうか?
充電中のPepperは、しょぼんとしていて、いかにも悲しい感じです。
こんなんで断念したくないので、別のソフトバンクショップに会いに行ってみました。
今度はPepperが動いています!
「Pepper!」と声をかけると振り向いて、話しかけてきます。
ロボットと話すのが慣れないせいか、私の受け答えが素人演技みたいな感じになってしまい、ぎこちない会話です。
自然に会話できるよう慣れる必要がありますね。
このPepperがソフトバンクショップ仕様になっているせいか、「一生のお願い」と言いながら、私に新しい携帯電話を買うよう要求してきました。
携帯電話を買いに来た訳でなく、Pepperとコミュニケーションを取りに来たので、「私から質問していい?」と何度か言ってみましたが、無視されました^^;
製品版ではそんなことがないはず、と期待しています!
Pepperに会いに行ってみて、本当に動いているし、人間とある程度会話もできるし、来年にはこのロボットを自分でいじれると思うと、非常に楽しみですね。
Pepperの開発元
あとから気付いたのですが、ソフトバンクのページには
お客さまがPepperに向けて発話した内容を、弊社及び弊社グループ企業であるAldebaran Robotics SASのサーバーに一定期間保存致します。
と書いてあります。
これがクラウド連携か。1体のPepperに日本語を覚えさせたら、他のPepperにうつったりするのでしょうか。変な事は教えない方が良いのかな。。。私が話しかけたときは、まだ残念な子でしたが、今後の成長に期待。
それと、「Aldebaran Robotics SAS」って、単語が気になる。。。そういえば、製品発表会の動画ではAldebaran社の人が何かしゃべっていましたね。
調べてみると、Aldebaran Roboticsはフランスにあるロボット開発を行っている会社で、これまでもNAOという小型ロボットを実用化しています。ソフトバンクがこの会社を買収して開発したのが、Pepperなんですね。
NAOも人型ロボットで、ひとりで立ったり座ったりもできます。Pepper情報はまだまだ少ないので、NAOを調べてみると面白いかもしれません。Pepperで利用するOSが、元々NAOで開発されていたものだったり、Pepperにつながる話を知ることができます。
Pepperについて、もっと知るには
「このくらい情報では、飽き足らない! もっとPepperの事が知りたい!」と思う方もいるでしょう。
実は、今週末にPepper Tech Festivalというイベントが開催され、様々なことが発表されるそうです。
気になる方は、今週末に開催されるPepper Tech Festivalで発表される情報に期待しましょう! 私ももちろん行きます!
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