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Taste of Tech Topics

Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

SmartSantanderの紹介

標準化

Hola!(「オラ!」と読みます。一日中使えるスペイン語の挨拶です)
束野です。

みなさんは「スマートシティ」って聞いたことがありますか?
簡単に言うと、ICTを使ってインフラを有効利用できるようにすることで、利便性を向上させたり、エネルギー利用を効率化させる取り組みです。日本を含め、世界中で実証実験が行われています。
サンタンデールの町でも、地元カンタブリア大学等が中心となって「SmartSantander」というスマートシティプロジェクトが行われています。今日はカンタブリア大学のLuiz Munos先生から説明してもらった、この「SmartSantander」について紹介します。

写真の真ん中の人がLuiz Munos先生で、このプロジェクトを進めている方です。

SmartSantanderはスペイン初のスマートシティプロジェクトで、「Future Internet Award」という賞も貰っているようです。

SmartSantanderはiPhoneAndroidのアプリとして提供されており、無料で誰でも使えます。
ただ、サンタンデールで使わないと面白くない点が要注意です。
私はiPhone版を使ってみました。ちなみに同じ携帯電話を世界中で使えるのは、標準化のお陰ですね。


アプリを起動すると、こういう画面が表示されます。アプリの中身はスペイン語ですが、言いたいことは分かる気がします。
下のメニューから「TRANSPORTE」を選択すると、次の画面が出てきます。


いわゆるARの世界ですね。
スマホを向けた方向あるバス停の情報が画面に表示されます。
バス停のアイコンをタップすると、詳細な情報が表示されます。


このバス停までは374mの距離だと書いてありますね。


さて、こういうシステムを実現するために、どんな仕掛けをしているのでしょうか。

例えば、サンタンデールの街灯をよく見ると、支柱にアンテナ付きの機械が取り付けられています。
これはセンサで、明るさ・気温・騒音等の情報を集めています。

センサは単に情報を集めるだけではなく、ネットワークを構成する機器の一つにもなっています。
町中の至る所にセンサがあり、各センサは「リピータ」というネットワーク機器と同じ役割を担っています。
センサ同士が通信して、町全体でネットワークを構成しているんですね。

ある程度数のセンサの集まりには親玉がいて、cluster headと呼ばれています。
センサとはちょっと違う形のネットワーク機器です。

ここから地下に張られた光回線にセンサから収集した情報を渡し、サーバ側でセンサ情報を処理しています。

これが実物のセンサとcluster headです。

間近で見ると、結構大きいですね。また、センサから情報をGoogle Mapと関連付けて、PCに表示していますね。

バス停の位置が分かる他にも、天候や駐車場の空き具合等も分かるそうです。
サンタンデールに来てから、移動にタクシーを使うことが多いので、「このアプリでタクシーを呼べるようして欲しい」と言ったところ「in plan」だそうです。
サンタンデールは観光地なので、このプロジェクトを通して、観光客の利便性が上がったり、また来たくなったりすると、良いですね。

これはおまけ。
白い建物はサンタンデールにあるカジノです。スペインにはカジノがあるんですね。

ちなみに、左下に併設されている赤い扉の所は銀行です。
カジノに銀行が併設されているんですね。日本だと馬券売り場の隣に銀行があるイメージでしょうか。
いや〜商売上手だと感じました。

次回は、スペインの街や、いろいろトラブルがあった交通関係について、ご紹介します。
それではまた〜

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