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Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

Elastic{ON} Tokyo 2016レポート ~ 日立IoTプラットフォームにおけるElastic Stackの活用事例 〜 #elasticon

はじめまして、金澤と言います。ブログ初投稿です。
普段はElastic Stackを使って経営情報の可視化などをやっています。


さて、第4弾は日立製作所による、工場ラインの可視化への活用事例です。

具体的には、エンジン部品の加工時に取得したセンサーデータを可視化し、

  • 不良品率が上がっていないか
  • 上がっているとすればその原因は何か、

といったことを明らかにするものです。


加工の様子を動画で詳しく紹介してくれましたが、

  1. 部品がベルトコンベアで届いて、機械によって削る。
  2. 削り終わったら、つまみあげて削りカスを飛ばす。
  3. 最後に検査用カメラで写真を取って検査する、

という一連の工程があるそうです。

そして、これらの工程に対して、

  1. 各工程でPLC(シーケンサ)と呼ばれる制御装置(このデモでは4台)を使い、データを取得する。
  2. 一次処理をした結果を、ITプラットフォームに送信して、データを1つにまとめる。
  3. ITプラットフォームに蓄積したデータをBeatsを使って、Elasticsearchにデータを収集する。

といったことでデータを取集しているそうですが、
リアルタイム性を重視したい、ということで、
Elastic Stackを利用したとのことです。


ITプラットフォームからBeatsで収集するところは、
logstash–Kafka–logstash–Elasticsearchという、
2.x系での最適解となる構成で、行っていました。
(余談ですが、5系だとBeatsからKafkaに直接送信できるようになるので、もう少しスリムになります。)


可視化画面は、Kibanaを改良したもののようでしたが、かなりの改良を加えたようです。
スマホで撮ったので、画質が悪いです。。)

f:id:acro-engineer:20161216002154j:plain:w400


まず、ロゴマークがKibanaではなく、HITACHI!
visualizeも、

  • 各工程の作業時間がわかるガントチャート
  • 全行程が一望できる画像
  • traffic lightによる設備状態表示

など、Kibanaにはない機能があり、かなり力を入れているようです。

ダッシュボードは5秒間隔で工場からデータを受け取って更新しています。
このリアルタイム性はElasticsearchの強みですね。

Kibanaの改良具合に圧倒されたセッションでしたが、
とりあえず、Elasticsearchにデータを入れておけば、
見たいと思ったグラフをすぐにKibanaで可視化できるというのは、
Elastic Stackならではですね。

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