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Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

X-Pack Machine Learningが正式リリースされました

こんにちは@です。

ついに待望のX-Pack Machine Learning(X-Pack ML)が昨日7/7に正式リリースされました。
X-Pack MLはElastic Stackで時系列の異常検知を行える機械学習の製品です。
詳細はこちらで紹介しています。

acro-engineer.hatenablog.com

正式リリースになって実装された機能

正式リリースを迎えて、変わった主な点は3つあります。

  1. Multi Metric JobからSingle Metric Jobを開ける機能
  2. Machine Learningを利用した通知機能
  3. Bucket spanを推定する機能(Experimental)

これら3つの機能を紹介します。

Multi Metric JobからSingle Metric Jobを開ける機能

分析者にとって嬉しい機能ですね。
これまではMulti Metric JobのX-Pack MLの結果の詳細を
Signle Metric Viewerで確認できませんでした。

X-Pack ML 5.5ではAnomaly Explorerで確認したい系列を
SIngle Metric Viewer上で分析可能となりました。

次の図はAnomaly Explorerを開いた状態です。
確認したい対象のデータをクリックし、View ボタンを押します。

f:id:acro-engineer:20170708113755p:plain

今までMulti Metric Jobの結果画面で概要を見る分析しかできませんでした。
この機能により、Single Metric Viewerを使って、より詳細に分析ができます。

f:id:acro-engineer:20170708110032p:plain

Machine Learningを利用した通知機能

正式リリースに伴い、X-Pack MLとAleartingを組み合わせた機能ができました。
次の例はMulti Metric Jobを作成した場合にAlertingの設定をする例です。
X-Pack MLによる解析が完了後に「Continue job in real time」と「Create watch for real time job」をクリックします。

f:id:acro-engineer:20170708111427p:plain

次にApplyをクリックすると設定が完了します。
「Edit ml-multi_metric_test in Watcher」をクリックすると実際のAlertingのクエリを編集できます。

f:id:acro-engineer:20170708114606p:plain

これは、Alertingのクエリを編集する画面です。
X-Pack MLからAlertingのクエリを編集・確認できるようになっています。

f:id:acro-engineer:20170708110421p:plain

Bucket spanを推定する機能(Experimental)

これまではBucket Spanのパラメータを自分で設定する必要があります。
このパラメータですが、解析の精度に大きく影響します。
そのため、このパラメータをうまく設定することが解析を成功させるコツとなっています。

そのようなBucket Spanのパラメータを推定できるようになりそうです。

Bucket Spanの時間設定の隣に、「Estimate bucket span」ボタンがあります。
解析のタイミングでこれをクリックすると実行できます。

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最後に

よりユーザから見て使いやすくなったように感じました!
今後どう進化していくか非常に期待しています!

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