こんばんは。@snuffkinです。
AMA(Ask Me Anything)でElastic社のエンジニアの方と直接話せるのは良いですね。
いろいろと助かります。
今日参加したセッション
さて、Elastic{ON} 2018もいよいよ、セッションが始まりました。
いろいろ聞きたいことはあるのですが、私は次のセッションに参加しました。
- Bigger, Faster, Stronger: Leveling Up Enterprise Logging
- McQueen Solutions社とGeneral Dynamics Information Technology社によるセッションです。ペタバイト級のデータサイズのクラスタで、検索応答時間を時間単位から秒単位に改善した話でした。
- Reinventing Fermilab's Scientific Computing Grid Accounting with the Elastic Stack
- Deep Learning & Accelerating the NLP Journey in the Unstructured World at Credit Suisse
- クレディ・スイス社によるセッションです。Elastic Stackを使って組まれた通信監視を行うプラットフォームの話。ディープ・ラーニングを利用して誤検知を減らす話も出てきました。
- What's the Latest in Logstash
- Elastic社によるセッションです。5.0以降のLogstashの機能の振り返りと、今後追加される機能についての説明がありました。
- The Seven Deadly Sins of Elasticsearch Benchmarking
- Elastic社によるセッションです。Elasticsearchのベンチマークを行うときに失敗しがちな内容について説明がありました。
- Site Search with Swiftype
- Elastic社によるセッションです。昨年、ElasticにジョインしたSwiftypeの話です。
- Scaling Log Aggregation at Fitbit
- 42Lines社によるセッションです。Elasticsearchを3年以上運用し、アップグレード、スケールアウトを行ってきた流れに関する話です。
Elasticsearchベンチマークの7つの大罪
これらの中でも、「The Seven Deadly Sins of Elasticsearch Benchmarking」は好きなセッションでした。
性能測定とか運用周りは仕事がら興味がありますが、「Elasticsearchベンチマークの7つの大罪」というタイトルも興味をかき立てますね。
「ちゃんとプロダクション環境と同じ条件でベンチマークを行いましょう」から始まって、性能測定時に押さえておくべき内容が解説されました。
また、このようなベストプラクティスを取り込んだ「rally」というベンチマークツールがあり、Elasticsearchのベンチマークを行う際には、これを使う事が推奨されていました。
github.com
Logstashのクラスタ化
他には、「What's the Latest in Logstash」も興味を惹かれました。
前半は5.0以降の新機能の振り返り。
Persistent Queueとか、もう遠い昔の機能のような気がしてましたが、割と最近なんですよね。
後半は今後追加される機能についての説明。
Logstashのパイプライン管理はサーバサイド(Elasticsearch)で集中的に管理できるようになりました。
今後は、Grok PatternやGeoIP Databaseなど、Logstashのローカルディスクに保持していたものが、サーバサイドで管理できるようになるそうです。
サーバサイドでいろいろ管理できるようになるのは嬉しいですが、今回の目玉はLogstashのクラスタ化(?)です。
これまで、Logstashが複数台起動していても、協調して動作する機能はありませんでした。
そのため、例えば、障害が発生してLogstashがフェイルオーバーしたときに、どこまでイベントを送信したのか管理することは難しい問題でした。
今後は、Logstashのクラスタ化が進み、このような問題も解決されていくようです。
今後も、どんどん機能追加されていくようで、運用しやすくなっていきそうですね!
さて、明日はいよいよ最終日。
楽しみなセッションが続きます。
それではまた~。
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