大阪生まれの大阪育ち、面白い奴らはだいたい友達の @cero_t です。
僕自身がそんなに面白くないことがもっぱらの悩みです。
さて、こんな軽い書き出しのエントリーですが、先ほど重大な任務が終わったところで
身も心も軽くなったので、テンションも上がりめになっているわけです。
そう、サンフランシスコで開催中のJavaOne2013での発表が、先ほど終わりました。
日本とは時差があるので、このエントリーの公開は少し遅れてしまいましたけどね!
(?)
ということで、Acro専属カメラマンとうそぶくカッチーこと勝本さんと共に、
JavaOneでトラブルシュートの発表を行なってきました。
タイトルは、
"What and How Java Troubleshooters Think: Eight Years of Troubleshooting Java"
邦題は
「トラブルシューターの頭の中身 ~8年間のJavaトラブルシュートサービスから」
です。
私自身の経験として、JavaOneも含む多くのセッションでは
「何ができる」「これを使うとどうなる」「何が嬉しい」という技術ドリブンの話は多いものの
「この問題はどう解決する」「どういうアプローチがあるか」という問題ドリブンの話は
あまり多くないと感じていました。
セッションに参加することで、ただ「知識を増やす」だけではなく「実用する」ことを
主眼に置いたときには、後者の問題ドリブンの内容のほうが有用だと私は考えています。
そのような理由で、今回の私たちのセッションでは、
実際にJavaの開発現場で起こりうるメモリリークやフリーズなどの典型的な問題を取り上げて、
トラブルに対する解決の「アプローチ」を観客と一緒に考え、
解決のために使える「ツール」を説明するという流れで発表を行ないました。
ただ、面白くないセッションからは容赦なく退出する風潮のあるJavaOneですから、
特に英語が通じなかったりして、どんどん人が退出していくのではないか、という不安はありました。
しかし、そんな不安とは裏腹に、しっかり笑いは取れるし(!)
あまり退出する方もおらず、結果は好評でした。
正味の話、どちらかと言えば「きちんと笑いが取れるのか」という事に不安があった感は否めません。
また、終了後にはセッションに参加してくれた日本のエンジニアや
Oracle(元BEA)のMarcus Hirt氏(Java Mission ControlやFlight Recorderの開発者)と夕食に行き
ENdoSnipeとFlight Recorderについて語ったり、
ここには書けないJavaVMやFlight Recorderの将来構想などを聞く事もできました。
それにしても、今回の発表は、本当に良い経験になったと思います。
資料の準備にご協力くださった皆さん、会場やTwitterで応援してくださった皆さん、
本当にありがとうございます。
しかし、JavaOneにはまだまだ高いレベルの、会場を爆笑させるエンジニアがたくさんいます。
私も彼ら彼女らのように、会場をドッカンドッカン笑わせるエンジニアになれるよう、
これからも挑戦し続けます!
参考までに、プレゼンで紹介したENdoSnipeの日本語資料を置いておきます。
(プレゼン本体の資料は、また別途、Oracleから公開される予定です)
最後に、Twitterでもらったコメントを、いくつか載せておきますね。
谷本さんのBOFはこの時間にも関わらず人がいっぱいだ #j1jp
Interesting scenarios at #bof7862 thanks!
みんなちゃんと聞いてるしクイズにも参加してるし、いいセッションだった。最後時間切れを謝りつつ溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙なしには見れなかった cero #j1jp
平たく言うと、I'll be back だと、そういうことで!