こんにちは、ノムラです。
以下の最速レポートの続きになります。
acro-engineer.hatenablog.com
私からは「ElasticON Global 2020」のセッションのうち、Keynote以外の各セッションのうち面白かったものをご紹介します。
セッション内容
Security analytics with Elastic at Square Enix
あのSquare Enixのセッションで、データ分析、SIEM関連の内容でした。
このセッションで印象的だったのは当初はデータ分析のために、導入をしたElastic StackがSIEMにおいても価値を発揮した、ということです。
Elastic Stackが多方面の課題を解決できる機能を備えたツールであり、かつ拡張性が高いからこその話だと思いました。
1つのツールで検索、データ分析、機械学習、SIEM等様々な要件に対応でき、複数の軸において、利益を得ることができるのはElatic Stackの大きな強みだと思います。
Securing the Elastic Stack for free
昨年ElasticsearchのSecurity機能の一部がBASICライセンスで利用可能となりました。(詳細については以下のブログをご覧ください)
www.elastic.co
本セッションはそのBASICライセンスで利用可能な機能についての解説でした。
個人的にはRBACとSpaceを用いた権限管理についてデモも交えながらの解説で勉強になりました。
Advanced tips for visualizing and presenting data in Kibana
本セッションは去年末に登場したKibana Lens、7.8で登場したダッシュボード同士を移動できるドリルダウン機能を用いた可視化についての解説でした。
特に今後利用したいと思ったのは、ダッシュボード同士を移動できるドリルダウン機能です。
この機能を利用すると、分析/フィルタ条件を保持しながら移動することができます。
これまでユースケースによっては1つのダッシュボードに大量のビジュアライズを配置した結果分析画面として分かりにくく、かつ画面表示速度が遅くなることがありました。
しかし、複数のダッシュボードに分割してダッシュボード間の移動の仕組みを作ることで、よりシンプルな画面で効率的にかつ高速に分析を実施することができます。
まとめ
以前までは高速さやスケールアウトの容易さを打ち出していましたが、今回はそれは前提として、
・データ投入後の柔軟なデータ加工、分析
・他機能、サービスとの連携が容易
等の更なる強み、アピールポイントを打ち出していたように感じました。
これからもどんどん便利になるElastic Stackを使いこなしていきたいですね。
それでは。
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