Elastic{ON}2017 レポートのまとめはこちら!!
サンフランシスコからこんにちは。@tereka114です。
Elastic{ON} 2017 サンフランシスコ、Keynoteセッションはじまりました。
イベント会場に早々と到着し、準備していたところ、
つい興奮しすぎて、開始前からブログを1本書いてしまいました。
そして、最初のセッションであるKeynoteがはじまりました!
Dance!!
Keynoteはダンスからはじまりました!
ダンサーの背後にダンサーの動きと同期しているかのような時系列データが見えています。
どうやらダンサーの体に貼ってあるセンサーの状態を可視化しているようです。
今までは1秒以内に検索のindexを貼るのは難しいと聞いていましたが、
このグラフの横軸を見ると、レスポンス時間が1秒を切っているように見えます。
このダンサーの動きの可視化はHeartbeatを使って、可視化しているようです。
きっと2日目のBallerinaのセッションで話されるのではないでしょうか。
そして、Elastic社のCTO Shay Banon氏の登場です。
新機能の紹介
さて、ここから新機能の発表がはじまりました!
Filebeat modules
FIlebeatが「simple things should be simple」をコンセプトに更に使いやすくなります。
デモでは、Filebeatでnginx moduleを指定していました。
nginxのログから簡単にKibanaのDashboardを作成したり、解析することができます。
また、system moduleを使って、sshログを監視する様子もみることができました。
いずれも、非常に簡単に作れそうな印象を受けました。
これは、Elastic Stack 5.3でリリースされる予定です。
New Kibana Visualization
KibanaのVisualizationが強化されます。
特に注目の機能は「Time Series Visual Builder」です。
「Time Series Visual Builder」は時系列解析のVisualizationを作る機能です。
細かな設定をKibanaの画面上で設定することができます。
複数のカラムに対する時系列の解析、移動平均などの可視化も可能です。
この機能はElastic Stack 5.4でリリースされる予定です。
Machine Learning
遂にきました!Machine Learning!
以前まで、PrelertのシステムとElasticsearchが連携している媒体がβ版として配布されていました。
本日、Prelertを「Machine Learning」として正式リリースする発表がありました。
Prelerについては、弊社ブログで紹介しています。
Machine LearningはKibanaのPluginとして搭載される予定です。
Machine Learningの設定は非常にシンプルです。
Aggregation方法とbucket spanを設定すると、自動的に
時系列データの異常検知・解析が可能です。
薄い水色が正常として判断可能な許容範囲を示していて、
異常として検知された値が、
どの程度正常値から外れているのか確認しながら設定ができます。
使いやすそうですね。
さらに、Multi metricを選択し複数系列を使った解析もできそうです。
この機能は後日、Machine Learningに関するセッションがあるので、
深く聞いてみたいと思います。
Machine LearningのリリースはElastic Stack 5.4を予定しています。
Elastic Cloud Enterprise
Elastic Cloud Enterpriseの紹介です。
デモでは、クラスタのステータス確認をするダッシュボードや
画面からクラスタの起動・停止をしていました。
また、Elasticsearchのアップグレードなど様々な操作ができるとのことです。
Elastic Cloud Enterpriseのリリースは、2017年4月を予定しています。
Elastic Award
Elastic Awardです。
Elastic Awardはユースケースとして優秀な企業に贈呈されます。
今年は、eHealth, IST Research, NoSchoolViolence.orgの3社です。
a glimpse into the future
SQL
Elasticsearch SQLの発表がありました。
Elasticsearchに対して、SQL likeなクエリを発行して操作することができるというものです。
デモでは、SELECT文を使ってデータを取得したり、
EXPLAINという機能を使って、
SQLからどのようなElasticsearchのクエリの発行がされているかを表示したりしていました。
ODBC経由での接続もできていました。
以下はDbVisualizerというDB接続ソフトで接続するデモを撮ったものです。
ツールからSQLを実行し、データを可視化できています。
また、SQLのAPIが追加され、KibanaのConsole上からSQL likeなクエリを実行することができるようになります。
SQL機能のリリース時期は、Coming Soonとのことで、明確に言及はされませんでした。
明日、SQLに関するセッションがあるので、リリース時期に関してはそちらで言及があるかもしれません。
Kibana Canvas
突然、ボランティアに参加する人たちの、モチベーションについて、
PowerPointで作ったらしいプレゼンがはじまりました。
Keynoteを聞いている私達もなんだろうと疑問に思っていました。
すると、プレゼンテーションがいきなりKibanaの画面として、表示されました。
なんと、Kibanaの画面を使ってプレゼンテーションをしていたようです。
新しくCanvasと呼ばれる機能が追加されます。
Kibanaを使って、コンポーネントを自由に配置できたり、画像や図形を描画したりできます。
これらを利用し、1枚のボードを作れます。
以下は左にあるコンポーネントの色を変えたところです。
また、キャンバス上に配置するのがグラフの場合はTimelionの表記のクエリを書けます。
これがあるなら、顧客へのレポートは、
全てこれでまかなえそうではないですか!
早くほしい!
こちらもリリース時期はComing Soonとのことです!
最後に
Opening Keynoteは当初、1時間30分の予定でしたが、結局2時間かかるほどの盛りだくさんな内容でした。
さぁ、これからElastic{ON}開始です!これからいろんなセッションへ参加してきます!
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