Taste of Tech Topics

Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

試験項目作成の基本、同値分割と境界値分析

はじめまして。Nakanoです。

気持ちだけはまだまだ若いため、
若手エンジニアブログにお邪魔してみました。

お邪魔した理由と言うのは、、、
新人/若手向け、これだけは知っとけTips25
の7日目にエントリーするためだったりします。


私からは、試験項目の基本についてです。

試験項目を作成する際に悩む事は、どこまで試験すればよいんだろう、
ということです。
たくさんやればやるだけ、確かにバグを発見できる可能性は高くなります。
しかし、時間も人も有限です。
限られた中で効果的に試験をするための考えが、
「同値分割」と「境界値分析」です。

「同値分割」とは、その名のとおり、同じ値で分割する、ということです。

営業時間を例として、「同値分割」を考えます。
あるお店の営業時間が、8時〜18時までの営業とします。


この場合、8時〜18時(厳密には17時59分)までの全ての時間を
同値とみなします。
8時も9時も10時も営業時間、という「同値」である、ということです。

逆に、19時も20時も6時も営業時間外、という「同値」です。

営業時間かどうかで処理を変える場合、営業時間内の全ての時間を
入力値として実施するには項目は爆発的になります。
 8:00、8:01、8:02、、、
それを、「同値分割」し、有効値と無効値とに分割し、
少ない項目数で効果的な試験の実施が可能となります。

次に、「境界値分析」は、同値に分割した境界に対して
項目をあげることです。

7:59と8:00、17:59と18:00が境界値、ということになります。

プログラムのバグは、この境界値において発生しやすい為、
この境界値を狙って試験をします。

「同値分割」と「境界値分析」により、効果的な試験を行いましょう。

それでは。