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Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

Elastic{ON} 2017 3日目 | Salesforce+Elastic Stack #elasticon

Elastic{ON}2017 レポートのまとめはこちら!!

こんにちは!
3年目エンジニアのたなけんです。

Elastic{ON}3日目、いよいよ最終日を終えてしまいましたが、
なんといっても、Elasticエンジニアたちの熱を感じた3日間でした。

参加セッション

私が本日参加したセッションはこちら。

  1. Walgreens' Journey To Creating an End-to-End Search Platform
  2. Elastic at Datadog
  3. Customer Success @ Elastic: Elastic Stack + Salesforce = <3
  4. Powering Uber Marketplace’s Real-Time Data Needs with Elasticsearch
  5. What's the Scoop on ES-Hadoop? Spark, Streaming & More
  6. Closing Keynote with Shay Banon: Cause Award Honorees

SalesforceとElasticスタックの活用事例について共有します。

Customer Success @ Elastic: Elastic Stack + Salesforce = <3

Salesforceとは、セールスフォース・ドットコムの提供する製品群のことで、
マーケティングオートメーション、セールスオートメーション、カスタマーサポートサービスなどの
本格的なクラウド型ビジネスアプリケーションとなっています。

Salesforceタワーという新しいオフィスビルを建造中の、
非常に勢いのある会社です。
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本社オフィスはElasitc{ON}の会場と同じ、San Franciscoにあります。

導入実績は、
世界で15万社以上と群を抜いています。
そんなSalesforceとElasticスタックの連携について、話を聞いてきました。

こちらのセッションでは、
Elasticスタックをどう顧客の成功に生かせるのか、
実際にElastic社が使用しているSalesforceをより便利にするためにどのようにElasticスタックを活用しているか、
発表されていました。

まず「Customer(顧客)」は、以下のようなレイヤーの情報をもちます。

1番上位の情報が会社名、次に所在情報など。
契約状況、購買状況、そして、プロジェクト情報、プロジェクトで起きている細かいことと続きます。

Elastic社ではライセンスポータルを持っているのですが、
それらライセンスポータルのデータの管理をSalesforceに統合してから、
なんと生産性が下がってしまったそうです。

Salesforce searchを使用していたのですが、探しているトピックやエラーを見つける際に問題があったとのことでした。

そこでSalesforceに貯めて整理したデータを更にElasticsearchに投入して、
Kibanaで可視化することで、検索の問題を解決しました。
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このようなデータの流れになっています。

可視化のゴールと使っている技術の概要はこちら。
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実際に可視化したダッシュボードのキャプチャが以下です。
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顧客情報が可視化されています。

このセッションではキャプチャだけではなく、実際の画面を使ったデモも見せてくれました。
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このダッシュボードでは、Elasticスタックを利用している顧客が
Logstashのどのバージョンを使っているのかなど、可視化されています。
今回のデモでは、多くの顧客がqueue systemを使用していることが分かりました。
これらの情報がプロダクトマネージャーによって活用されています。

このように、Kibanaを使って可視化することで、
自分たちのやりたい可視化、分析が出てきたらすぐにVisualizeを追加して実現させていました。

最後に、今後向かう方向を示したスライドがこちら。
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やっぱり、ここにもMachine learningが書かれていますね。
まだ、具体的な話はありませんでしたが、
Machine learningが盛り込まれることによってCRMの分析にどのような革新が起こせるか、
非常に楽しみですね!

これからますます勢いを増していくであろうElasticスタック。

Elastic{ON}はあっという間の3日間でしたが、最も印象的だったのは、
Elasticスタックのユーザビリティが非常に高くなったことです。

今までも、簡単に可視化ができることで驚かれるツールではあったのですが、
近い将来には、データを投入してMachine learningによる高度な分析を行うところまでを、
誰でもすぐに実現できるElasticスタックが使えるようになりそうです!

それでは!

Elastic{ON}2017 レポートのまとめはこちら!!

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