Taste of Tech Topics

Acroquest Technology株式会社のエンジニアが書く技術ブログ

CVPR1日目:弱教師あり学習とLandmark Challengeに参加!

皆さんこんにちは。@です。
先週はICMRに参加していましたが、今週からはソルトレイクシティに移動し、CVPRに参加しています。
CVPRはコンピュータビジョンのトップカンファレンスの一つです。

事前メールに記載があり、参加者が6300人をオーバーしているとのことです。
6300人が世界各国から集まるほど、非常に盛り上がっているカンファレンスです。
1日目はWorkshop & Tutorialでした。

昼食から迷子になるほど、広い会場です。

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さて、本日は次の2つのセッションに参加しました。

  1. Tutorial: Weakly Supervised Learning for Computer Vision
  2. Workshop: Large-Scale Landmark Recognition: A Challenge

Tutorial: Weakly Supervised Learning for Computer Vision

「Weakly Supervised Learning for Computer Vision」に参加しました。
教師あり(=Supervised Learning)DNNの方法は人間の精度を超えてきています。
しかし、この多くのアノテーション済のデータセットが必要です。
複雑なタスク(Classification < Detection < Segmentation)であるほど、1枚に必要なアノテーションの時間は多く必要です。

そのためデータセットアノテーション方法を変えたり、既存のデータを用いてデータセットが少ない状態で学習ができるよう工夫しています。
業務上、様々な局面で利用できそうなので、調べて勉強しておこうと思います。

Workshop: Large-Scale Landmark Recognition: A Challenge

このセッションは、以前Kaggleで開催されていたコンペティションで上位になった人たちの発表で、Kaggleでは私はRecognition Trackに参加していました。
そのため、このコンペから学びたいことは多くあり、参加しました。

Recognition Track

1, 2, 8位の方が発表しました。局所特徴と大域特徴を組み合わせた方式です。
局所特徴の獲得にDEep Local Features(DeLF)、大域特徴の獲得でGeneralized-Mean(GeM)が使われておりそれらを組み合わせて良い結果を獲得しています。GeMは存在すら知らなかった。

このコンペティションに通常のいわゆる画像認識の分類問題を解いていましたが、どうやらその方式から良くなかったようです。
このコンペティション自体は来年もあるかもしれないので、次回は反省を生かして頑張りたいところ。

Retrieval Track

Retrieval(=検索)は画像を使い、同じカテゴリの画像を検索するコンペティションです。
1,2,3位の方が発表しています。特に面白いのは1位のREMAPです。
CNNの各レイヤーから出力された特徴を利用し、Entropy Weightingが使われていました。
詳しいところの説明はなかったので、実際にEntropy Weightingをどう計算するのかは気になるところです。

1位のソリューションで驚きだったのが、局所特徴を使わず、大域特徴量を抽出する提案手法のREMAPと既存手法のR-MACを使って行っているところです。
局所特徴(DeLF)を使わなかった点について、質疑応答でScaleの変化により、獲得できる特徴が減るからだといった見解があり面白かったです。

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Invited Talk

2点ほど、Invited Talk(招待講演)がありました。
一つは画像の対応関係の紹介、もう一つは検索の紹介です。
実は分類、検出は今まで聞いたことありますが、画像の対応関係をどうマッチングするか、検索における課題をきちんと聞いたことがなかったので、この点は非常に興味深いものです。

最後に

CVPRも初日から勉強することが多くありました。
明日からようやく本会議です!しっかり学んできます。

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